弊社エンジニア採用で使う募集チャネルごとの施策を作ってみた
これまでのHappy Hiring !!
- 募集要項テンプレートを作って、弊社エンジニア採用の募集要項を作りました
- エンジニア採用で使う19の募集チャネルを考えてみました
今回は前回の募集チャネルで公開した Happy Hiring !! 用のブルズ・アイフレームワーク を使い、チャネルごとの施策を考え、弊社の開発チームとともに優先順位をつけて、どこから取り組むか決めました。
エンジニア採用の施策を決めるまでのプロセス
19もの募集チャネルがあると言われても、馴染みがなく、また私たちにとっても初めてのやり方なので、以下のように進めました。
- まず私が19の募集チャネル毎の施策アイデアを叩き台として出す
- 開発チームに事前に見せて、一緒にブレストし、アイデアを膨らませる
- 施策アイデアごとに [コスト] [リーチ確率] [即効性] の項目で評価
- 優先順位を各メンバーで考えて、集計して、まずやってみる施策を決定
掛かった打合せの時間は、2.3 のブレストと評価で1時間、4. の決定プロセスで1時間というところでした。
実際に出てきた19の募集チャネルごとの施策アイデア
実際に出来てたアイデアなどは seplus_hiring_channels に公開していますが、19チャネル分のアイデアがあるため、ここでは抜粋して紹介します。(あくまでアイデアです。。)
募集チャネル | 狙いと施策 |
---|---|
7. 技術ブログ、Qiitaなど | 実際に開発でハマったときに、ググっても解決しにくかったところを綴る -> ex. Riot.js や, php artisan tinker の使い方とハマりどころ -> 自社の開発に関心がある(= ファン層)を作る |
10. ブログ広告 | Laravel公式ドキュメント(日本語版) や ララ帳(更新止まってるけど初心者は通る道) への募集広告掲載 |
11. 近しい企業との合同採用 | まずはLaravel使ってる企業から探そう。。-> Laravel カンファレンスとか一緒にやりたいねぇ (Laravel.Osaka 2016 というのが大きかった様子。世界的には Laracon というのがある) |
16. 勉強会、カンファレンス等でのセッション、CFP、LT | まだ立ち上げ間もない LaraLab とかでのLT登壇を目指そう -> Laravel Tokyo Meetup -> PHP勉強会とかで登壇できるとよいねぇ -> 自社の開発に関心がある(= ファン層)を作る |
18. Podcast | PHPの現場 でスポンサー募集していれば募集要項を出してみる // が、今回の募集に対して、だいぶハイエンド過ぎる。。。 |
19. 技術コミュニティへの貢献 | OSS Gate ワークショップ を特定OSS、PHPやLaravelでやってみる // ちょうど今度のPHPカンファレンスの会場内でやるので参加する -> https://phpcon.connpass.com/event/66822/ |
今回Laravelというフレームワークに寄った施策になっていますが、これは初心者からフレームワークを使って開発をスタートするのが一般的になっているので、今回の募集対象となる初心者層にもリーチしやすいのではと仮説を立てています。
ファン層を作る
アイデアの中に “自社の開発に関心がある (=ファン層) を作る” とあります。
これは、技術ブログ、自社OSS公開、自社ミートアップなどを通じて、自社で取り組んでいる開発技術、開発課題などに対して、 “面白そう、いい感じっぽい” と思ってくれる層を作っておく 、というものです。
とはいえ、即効性は低い上に、継続するのが難しく、さらに集客するのが難しいのですが、この層があると、求人メディア等を使わずともスピーディに応募に繋がることが期待できます。
また、ブログ等を通じて、中の開発の様子を公開することは、候補者が応募を考えたときに、外部から何やっているかわかりにくいからパス、どんなコード書いてるのかわからんからパス、などを少なくとも回避できます。
(見えにくい会社に応募するのは、とっても勇気がいるものです)
弊社エンジニア採用で、まず、やってみる施策を決定
出てきたアイデアごとに、掛かるコスト、候補者にリーチする確率、スグに応募に繋がる即効性の3つの項目を5段階で評価し、ブレストに参加したメンバーごとに優先順位を考えました。
当初、ほぼ同じになるかなぁと思っていると、意見が分かれたので、エイヤで決めなくてよかったです。(ホッ)
メンバーそれぞれの優先順位 1位 ~ 5位 // 1~19位でランク
順位 | 開発リーダー sep-mk | 開発メンバー torigoe | 私 sezemi_admin |
---|---|---|---|
1 | 7. 技術ブログ、Qiitaなど | 12. 人材紹介 | 1. 在籍社員の紹介プログラム |
2 | 9. 自社OSSの公開 | 7. 技術ブログ、Qiitaなど | 8. Twitterアカウントの開設と投稿 |
3 | 8. Twitterアカウントの開設と投稿 | 9. 自社OSSの公開 | 4. Twitter広告 |
4 | 10. ブログ広告 | 15. 自社ミートアップの開催 | 10. ブログ広告 |
5 | 11. 近しい企業との合同採用 | 16. 勉強会、カンファレンス等でのセッション、CFP、LT | 3. 使用技術でSEM広告 |
- (注) チャネル名で表記
ビジネス・営業寄りの私と、バランスを考える開発リーダーと、ドヤってみたい(??)開発メンバーとで、かなり雰囲気が違いました。。 開発チームに聞いてみると、募集するにもその土台から作りたい、という意見が出て、そこはビジネス職とで全く違うものでした。
決まった施策
各メンバーでその優先順位に決めた理由を簡単に説明してもらった上で、単純にその優先順位を合計したもので、まず直近でテストする施策を3つ決めました。
チャネル | 施策アイデア | 備考 |
---|---|---|
7. 技術ブログ、Qiitaなど | Laravel関連でハマったときに、ググっても解決しにくかったところを綴る -> ex. Riot.js や, php artisan tinker の使い方とハマりどころ -> SEプラスの開発に関心がある(= ファン層)を作る |
テーマをまず決めてやっていこう |
8. Twitterアカウントの開設と投稿 | SEプラスのDevチームアカウントを作って、募集更新情報やブログ更新情報を投稿していく | |
1. 在籍社員の紹介プログラム | 募集要項を社員のSNSでシャアしてもらう | 今の募集ページを差し替え / Github上で募集要項を公開してPRで応募ということをやろう |
Happy Hiring !! のブログのネタとしては、、、スグに結果が出にくい施策なので、ちょっと厳しいなぁw と思いつつ、やはり何事にも土台は必要、ですね。
まとめ
弊社のエンジニア採用で、実際に使う募集チャネルと施策を決めました。
そこで、施策の実施時期も決めたので、これから、テスト>反響->ふりかえり->次の施策を決める、ということで進めていきます!
ただ、施策を実施するのに時間が掛かるため、一旦、弊社のエンジニア採用活動を綴るのは止めて、次回は、すでに募集チャネル毎に施策を実施している企業に取材して、レポートできればと考えています !!!!
(お相手がまったく決まってないノープラン状態なので、とても心配です…orz)
(お越しやす! という企業がいらっしゃれば、ぜひお声がけください~~~!!)
では、次回もお楽しみに!!
Happy Hiring !!